キャバクラのキャストさんのための営業LINE(ライン)攻略法
キャバクラのキャストさんにとって、LINE(ライン)を使った営業LINEは重要な役割を果たします。お客様とのコミュニケーションを円滑に行い、来店を促したり、お客様との関係を築き深めるための有効な手段となるからです。今回は、キャバクラのキャストさんが営業LINEを最大限に活用するためのノウハウをご紹介します。タイミングや頻度、内容、テクニックなど、知っておくべき様々なポイントをお伝えしていきます。
キャストにとってのLINEの重要性
キャバクラのキャストさんにとって、LINEは営業の現場で欠かせないツールです。LINE上でお客様とコミュニケーションを取ることで、以下のようなメリットがあります。
自分のお客様が来てくれることで売上が上がる
キャバクラのキャストさんの収入は、自分のお客様がどれだけ来店してくれるかにかかっています。LINEを上手く活用して、お客様との関係性を深め、リピーターになってもらえれば、確実に売上アップにつながります。リピーターのお客様は、新規のお客様を開拓するよりもずっと効率が良いです。
店舗からの評価が上がる
お客様を呼び込めるキャストさんは、店舗からも高く評価されます。営業力のあるキャストさんは重宝がられ、新しいフリーのお客様を付けてくれたり、販売ノルマなども緩和されたり、良いシフトを取れたりするなどの恩恵を受けられる可能性があります。人気キャストになれば、店舗の広告塔的な存在にもなれます。
お客様を選べる
LINEを通じて、お客様の人となりをある程度知ることができます。しっかりコミュニケーションを取ることで、自分に合ったお客様を選んで接客できるようになります。面倒くさいお客様とは距離を置くこともでき、取捨選択できるメリットもあります。
営業LINEを送るタイミングは?
営業LINEを送るタイミングとしては、以下の時間帯が効果的です。
朝の出勤時間や昼休み時間
朝は1日のスタートの時間帯なので、お客様の気分も穏やかです。「おはようございます」などの挨拶からスタートし、軽めの会話を心がけましょう。朝の出勤時間に送ることで、キャストさん自身も1日の気分転換になり、いい刺激が得られます。
昼休みの時間帯も同様で、お客様のリフレッシュタイムに合わせてLINEを送るのがベストです。
夕方や仕事終わり前
夕方以降は、お客様の一番の空き時間です。この時間帯にLINEを送れば、目を通してくれる可能性が高まります。お客様の1日の終わりを気持ちよく締めくくれるような、心地よいメッセージを心がけましょう。「今日も1日お疲れ様でした」などの労いの言葉から入るのがおすすめです。
お客様の気分や仕事後の予定の状況によっては「ちょっとお店に寄っていこうかな」といった気分にもなるかもしれません。
営業LINEを送る頻度は?
営業LINEの送信頻度については、個人差がありますが、おおよその目安としては以下の通りです。
- リピーターのお客様:週に1〜2回程度
- 新規のお客様:当初は週に2〜3回程度、徐々に減らしていく
※お客様の情報が少ないうちは、積極的に質問をして、お客様のことを知りましょう。
多すぎるとお客様に過剰に感じられ、逆効果になる可能性もあります。
(相手から返信がなければ2~3日空けて送ると良いでしょう)
お客様1人1人と上手くコミュニケーションを取りながら、無理のない範囲でLINEを送る習慣をつけましょう。一方で、全くLINEを送らないと存在自体を忘れ去られてしまう危険性もあるので、頻度が極端に少なすぎるのも問題です。バランスが重要です。
営業LINEの内容は?
営業LINEの内容は、お客様との関係性を構築し、じっくりと心理的な距離を縮めていくことが重要です。有効なLINEの内容としては以下の通りです。
日常会話が基本
お客様の日常のことから、趣味や好みまで、幅広い話題でおしゃべりをすることが基本です。お客様の人となりを知ることはもちろん、キャストさん自身の人間性も垣間見せることが大切です。楽しい雑談を通してお互いに心を開いていけば、確実に関係は深まっていきます。
メッセージのやり取りの最後は必ずキャストさん側で終わるようにするのがポイントです。
お礼や記念日のLINEは必ず入れる
お客様が来店してくれた際には、必ずお礼のLINEを送りましょう。LINE交換したばかりのお客様であったとしても積極的にお礼メッセージを送りましょう。また、お礼に付け加えて、相手に対する気遣いも添えられるとより良いメッセージになります。
▼お礼LINEメッセージ例
<<お客様のお名前>>さま
本日はご来店いただき、まことにありがとうございました。
楽しいひと時を過ごせて、私も嬉しい気持ちでいっぱいです。
お話しの中で、最近お仕事が大変だということをお聞きしました。
無理なさらず、適度に休息を取りながらお過ごしくださいね。
また、お会いできる日を楽しみにしています。
また、お客様の誕生日や記念日はお祝いのメッセージを送る良い機会になります。お客様のことを忘れていないことのアピールにもなります。お祝いのメッセージはもらってうれしいものです。お客様は気持ちの良い思い出として印象に残り、普段あまり来店をしないお客様だとしても、そのことがきっかけで来てくれる可能性もあります。
お客様が、LINEに誕生日を登録している人であれば、LINE上で誕生日を知ることも可能です。
▼誕生日LINEメッセージ例
<<お客様のお名前>>さま
お誕生日を心よりお祝い申し上げます。
素晴らしい1年になりますように。
これまで以上に、輝かしい毎日が待っていることを願っています。
お健やかにお過ごしいただき、夢や目標に向けて旺盛に歩んでいってください。
お祝いの席では、ご家族やご友人に囲まれ、
素敵な1日をお過ごしいただけますことを願っております。
また、お店にいらした際には、改めてお祝いさせてください。
プライベート感のあるLINEはたまに入れる
お店の外での私服の写真や、自分で作った料理の写真、旅行先の風景など、キャストさん自身のプライベート感を出したLINEをときどき送ると、親密さがでて好印象を与える良い効果があります。ただし、頻度は控えめにしましょう。お客様にキャストさんがどのような人かアピールすることができ、また「実在する人間」だと実感してもらえます。しかし、あまり個人的な内容を過剰に送りすぎるのは避けましょう。
営業LINEを効果的にするテクニック・小技
ここでは、営業LINEをさらに効果的にするためのテクニックや小技をご紹介します。
絵文字やスタンプを上手く使う
メッセージに絵文字やスタンプを適度に取り入れると、メッセージに親しみや温かみが表現できて良い効果があります。しかし、過度な使用は逆効果なので気をつけましょう。お客様の年齢層に合わせて使い分けるのがコツです。
写真を活用する
LINEはテキストやスタンプだけではなく、写真も活用しましょう。プライベートな内容のLINEで、キャストさんの私服時の自撮り写真や作った料理の写真など、テキストだけでは表現できないことを写真であれば、十分に伝えることが可能です。
このような写真を添付することで、お客様に対して特別感を演出することもできます。
一説では写真(画像)は文字情報の7倍の情報伝達能力があると言われていて、非常に有用な情報伝達手段です。
LINEのタイムライン機能を活用する
LINEのタイムライン機能も活用すれば、文章や写真を投稿することで、自身とLINEで友達になっている人に一斉に見てもらうことできるため、効果的に営業ができます。
投稿を見たお客様がリアクションやコメントを残せるので、そこから話を膨らませるといったこともできます。お客様のリアクションに対して、キャストさんがさらにリアクションをすれば、お客様も喜びます。
営業LINEでやってはいけないNG事例
最後に、営業LINEで避けるべきNGな事例をいくつかご紹介します。
露骨な営業の売り込みをする
「お店に来てくれませんか?」など、露骨な売り込みはNGです。お客様側としては、「また営業LINEか」と引いてしまい、二度とLINEメッセージを見ないなど、かえってお客様が離れていってしまう可能性があります。何か別の会うための口実を作ったり、遠回しに誘う感じで上手くお誘いの言葉を選びましょう。
プライベートを過剰に明かしてしまう
プライベートの話題を織り交ぜるのは良いですが、あまり過剰に個人的な内容を明かしすぎるのは控えめにしましょう。住所や家族構成などのプライバシーに係る情報は絶対に避けましょう。
休日や自宅にいる可能性が高い時間帯にLINEを送る
LINEを送る良い時間もあれば、逆に悪い時間もあります。特にお客様が既婚者で家族がいる場合には、特に注意しましょう。
下品な言動は避ける
例えばプライベートな内容だからお店での自分とは違う姿を見せようとして、下品な言葉遣いや挑発的な画像を送るといったことなどは絶対に避けましょう。最悪の場合お客様を完全に閉口させてしまう可能性があります。プライベートな内容だとしても控えめな言動を心がけましょう。キャストとしての品位は保ちつつ、気取らない自然体が理想です。
一言や相槌などのワンメッセージだけの返信
「はい」「うん」「わかりました」など、一言だけの短い相槌だけの返信は避けましょう。
特に関係性を築き上げていないLINE交換をしたばかりのお客様に対しては、この対応は絶対にNGです。
ワンメッセージの相槌の返信は、受け取ったお客様側の視点で見ると、自分には興味を持っていないと思ってしまいます。お客様のメッセージに対して、次の会話に繋がる内容を盛り込んで返信をすると良いでしょう。
LINEのメッセージを使いまわす
お客様とのLINEは、テンプレート的な内容を使い回すのは楽ですがやめましょう。文面を使いまわしてしまうとメッセージのどこかで矛盾点が発生していたり、LINEを使いこなしているお客様であれば、テンプレートの使いまわしだと気が付いてしまうケースもあります。
1人1人に合わせた内容にすることで、それぞれのお客様のことについて知ることができ、本当の意味でのコミュニケーションが生まれます。
まとめ
キャバクラのキャストさんにとって、LINEは欠かせない営業ツールです。適切なタイミングと頻度で、お客様との関係性を育む内容のLINEを送ることが重要です。テクニックや小技を活用し、NGな行為は避けることで、より効果的な営業LINEができるはずです。お客様とのコミュニケーションを大切に、LINEの活用で売り上げアップを目指しましょう。
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