2024/2/29

ナイトワーク体入

ラウンジとは？キャバクラとの違いを解説

ラウンジはキャバクラと並びナイトワークで人気のある職場です。ラウンジはキャバクラに比べて自由度が高く、仕事内容も多様です。また、初心者でも働きやすい環境が整っています。

本記事では、ラウンジの特徴と仕事内容、キャバクラとの違いなどを解説。ラウンジで働くメリットとデメリット、稼ぎ方のコツも紹介します。

近年では、高級私服キャバクラをラウンジと名乗ってるお店も多く、ラウンジ、キャバクラ、ニュークラブの境は分かりづらくなっていますが、ここでは一般的な違いを記述していきます。

ラウンジとは

ラウンジはナイトワークの1つで、クラブとスナックバーの中間的位置づけのお店で、ソファに掛けたお客様の横でキャストが酒類を中心に提供、会話を楽しむお店です。

ラウンジの特徴

ラウンジは、洗練された雰囲気と落ち着いた空間が特徴のナイトクラブです。一般的には、カウンターやソファ席を備えたラウンジスペースがあり、お酒を楽しみながら会話を楽しむことができます。キャバクラと比べると、よりプライベート感があり、落ち着いた雰囲気が魅力となっています。

また、ラウンジは代表者である「ママ」や補佐的な「チーママ」と呼ばれる女性がいるのも特徴の一つで、マンツーマンの接客ではなく、複数のキャストが1人（もしくはグループ）のお客様をもてなすといった特徴があります。

主にビジネスマンやエグゼクティブ層に人気があり、仕事の合間のリラックスや、接待・商談などの目的で利用されます。キャバクラやクラブと比べると落ち着いた雰囲気のお店が多いです。比較的年齢層も高めです。

また、キャバクラのように一見様でも入れるわけではなく、会員制でお客様の身元がしっかりしているのも特徴です。

他にも、高級ラウンジとも呼ばれる場合もあったり、その一方で、地域密着型のラウンジには安価で利用できるお店も多く存在しています。

ラウンジの仕事内容

ラウンジでの仕事内容は、お客様との会話やお酒の提供が主な業務となります。お酒の注文を受けたり、お客様の話に耳を傾けたりすることが求められます。また、場に応じて雰囲気を盛り上げたり、お客様がくつろげるよう配慮することも重要です。

キャバクラと比べると仕事の領域は狭く、お客様にお酒を作ったり、タバコに火をつけるといったことは必要ありません。

ラウンジの給料

ラウンジでの給料は、未経験者であっても東京都相場であれば時給約4000円から、高級店であれば7000円程度になるお店もあります。経験者であれば15000円や30000円など力量よって差があります。
指名制を取っているお店であれば、指名料のバックが入る場合もあります。

給料の支払いは全額日払いのお店が多いです。

ラウンジとキャバクラの違い

ラウンジとキャバクラは同じナイトワークのお仕事ですが、いくつかの点で違いがあります。

ここでは、大きく5つの違いについてご紹介します。

料金体系の違い

ラウンジの料金は5,000円から30,000円程度とキャバクラと比べると料金の幅は広めに設定されています。多くの場合、テーブルチャージを足したセット料金制が採用されており、一定の制限時間が設定されることもあります。

一方、キャバクラの料金は一般的に5,000円から15,000円程度です。キャバクラでは基本的に席代制が採用されており、入店時に席代がかかります。席代にはドリンク代や水・氷代、おつまみ代などが含まれていません。お客様がお酒を注文するたびに追加料金が発生します。また、キャバクラではお酒だけでなく、指名料やボトルキープ料などさまざまな料金が存在します。

ラウンジ
- 料金の幅は広め
- テーブルチャージを足したセット料金制
キャバクラ
- 席代制を採用するお店が多い
- ドリンク代等は別途料金
- ドリンク以外にも様々な料金がある

接客スタイルの違い

ラウンジでは、複数のキャストが一人、もしくはグループのお客様のテーブルについて接客し、お店全体でお客様をもてなします。
キャスト個人というよりはお店全体で接客をすることもあり、名刺交換や営業時間外にLINEなどでお客様にキャストが営業活動をするといったことは必要ありません。

一方、キャバクラでは基本的にマンツーマンで接客を行います。キャスト個人とお客様が個々に関係性を築いていくこともあり、キャスト個人の頑張りがとても重要で、どれだけ多くのお客様を顧客にできるかで給料にも大きく左右します。営業時間外もお客様との関係性を築く時間であり、LINEなどの営業活動をする必要があるといった違いがあります。

ラウンジ
- 1人（orグループ）に対し複数のキャストで対応。ママやチーママの存在も
- キャスト個人よりはお店全体でもてなす
- 営業時間外のお客様対応は不要
キャバクラ
- 1人のお客様に対して、1人のキャストがマンツーマンで対応
- キャスト個人の頑張りが給料にも大きく反映
- 営業時間外のお客様対応も重要な要素

服装の違い

ラウンジの服装は、私服勤務がほとんどで、比較的カジュアルな傾向が高いです。ドレスなどではなく、ワンピースや普段の服装の中でキレイ目なファッションを選択すると良いでしょう。

一方、キャバクラの場合はドレスアップや出勤前にプロのヘアメイクが必要になってきます。

ラウンジ
- 私服勤務（カジュアルでキレイ目な服装）
キャバクラ
- ドレスアップ・プロのヘアメイクが必要

シフトの有無

ラウンジはシフト制ではなく、自由出勤で好きな曜日・時間で働くことができます。

一方、キャバクラはあらかじめ出勤の予定を決める必要があるシフト制を取っているという違いがあります。

ラウンジ
- 自由出勤のところが多い
キャバクラ
- 事前に出勤の予定を入れる必要がある（無断欠勤はペナルティの要素にも）

客層・求められるスキルの違い

ラウンジでは、年齢層が高い、社会的にも立場のある大人の客層が多く、多くのキャストと一緒に会話を楽しんだり、お店の雰囲気を気に入って利用するお客様が多い傾向にあり、高度な会話やマナーが求められます。

一方、キャバクラの客層はラウンジと比べると学生から社会人まで幅広く、明るい雰囲気や楽しいサービスが求められます。キャバクラに来店するお客様は特定のキャストさんを目当て（疑似恋愛的なものを楽しむ）としている方が多いです。

ラウンジ
- 高い年齢層、社会的に立場のある大人の方が多い
- お店の雰囲気や複数のキャストとワイワイ楽しみたい
キャバクラ
- 幅広い客層
- 特定のキャストを目的としている

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ラウンジのメリット・デメリット

次にラウンジで働く場合のメリットとデメリットについてご紹介します。

ラウンジで稼げるメリット

ラウンジでは、高額なチップをもらう機会が多くあり、高収入を得ることができます。また、落ち着いた雰囲気で働けることも魅力です。

また、出勤は自分の都合に合わせて好きな曜日や時間に出勤できるところが多く、欠勤の概念がなく、欠勤によるペナルティがありません。営業ノルマもなく、営業時間外の電話・メール・LINEなどの営業や同伴・アフターを積極的にする必要もなく、お店での接客に集中しやすくオン・オフの切り替えもしやすい点もメリットです。

ラウンジのデメリット

ラウンジのメリットがある一方で、ラウンジでは競争が激しく、お客様とのコミュニケーション能力や接客スキルが求められます。また、深夜勤務や不規則な生活リズムが身体的・精神的に負担となることもあります。

また、自由出勤ではあるものの、出勤できる枠には限りがあるため、出勤調整を受けて思うように出勤ができない場合があります。

特に人気店であれば面接希望者も絶えず来るため、ライバルとなる女性もどんどん入店してきます。数が限られた出勤枠の取り合い状態になってしまうのがラウンジのデメリットと言えます。

キャバクラの場合、キャストが頑張った分だけお給料に反映しやすいですが、キャスト全体で盛り立てていくラウンジは個人の頑張りによる給料アップ反映はされにくいです。

ラウンジでのキャリアパス

ラウンジでのキャリアパスは、接客スキルや人間関係の構築、コミュニケーション能力によって大きく左右されます。優れたスキルや実績を積み重ねることで、店舗の幹部やトレーナーなどへのキャリアアップの機会もあります。

ラウンジで働くためのコツ

ラウンジで働くためには、キャバクラのように営業時間外の営業活動は必要がなく、自身のペースに合わせた勤務ができるものの、一方では限られた出勤枠を確保するためにもコミュニケーション能力や気配りが重要です。常に笑顔で接客し、お客様との会話を大切にすることがポイントです。また、業界のトレンドやお酒の知識なども積極的に学ぶことが必要です。

まとめ

ラウンジは、キャバクラとは異なる落ち着いた雰囲気や複数のキャストによる接客スタイルが特徴です。高額なチップをもらう機会が多く、高収入を得ることができる一方で、競争が激しくストレスも多い環境です。しかし、適切なコミュニケーション能力や接客スキルを身につければ、ラウンジでの成功を収めることができます。ラウンジで働くためには、自身の魅力を活かし、お客様との信頼関係を築くことが重要です。その上で、業界の動向など知識を継続的に学び、成長していくことがポイントです。ラウンジでのキャリアを築くためには、継続的な努力が必要ですが、とてもやりがいのあるお仕事です。