キャバクラでのお仕事の報酬は？給料について知りたいすべて

夜の仕事を検討している女性にとって、キャバクラは魅力的な選択肢と言えるでしょう。一方で、気になるのは収入面。この記事では、キャバクラでの収入に焦点を当て、平均年収から報酬体系、ノルマや罰金まで、詳しく解説していきます。キャバクラで働く上での収入の全体像を把握し、自分のキャリアを築く際の一助としてください。

平均年収は？

キャバクラでの平均年収は気になるポイントですが、個人差が大きいのが実状です。店の格や場所、自分の出勤日数や努力次第で変動し、50万円から1500万円以上とかなり幅があります。

（週1回しか働けない人もいれば、週6回ガッツリ働く人もいる仕事なので、年収には大きな幅が出てきますが、月収ベースで見ても月収1000万円以上から月収10万円未満まで大きな差があります。）

人気があり繁盛している高級店の一流キャストであれば、数千万円の年収もある一方、地方都市や小規模店では400万～500万円程度にとどまる人もいます。大都市の有名店で長く働き、人気キャストとして指名客を獲得していけば、年収1000～3000万円くらいは決して難しい数字ではありません。中には年収１億円以上のキャストさんも存在します。

キャバクラでの報酬体系

キャバクラの報酬体系は、多くの場合、指名、同伴、ドリンクバックなどキャストの頑張りに売上に関係なく支払われるインセンティブに加え、売上と連動して時給がスライドするお店がほとんどです。他には売上の一定割合を時給以外の報酬(歩合給)として設けてるお店や、完全売上制で売上をお店と按分するキャストさんなども存在します。

どのシステムでも時給が完全保証制度や全員同一時給のお店以外は、経験者も未経験者もそれぞれ希望した時給に見合った保証期間の設定と達成してほしい売上を課される場合がほとんどです。

また売上が上げられるようになれば完全売上制や歩合制度は稼ぎやすい制度ですが、未経験の方など、これから売上を作っていく方にはそれぞれじ自分のスタイルに合った稼ぎやすいスステムのお店を選ぶ必要があります。

時給以外のインセンティブの基本

キャバクラの報酬体系の基本は、時給と時給以外のインセンティブからなり、売上により時給がスライドする仕組みがほとんどです。その中でインセンティブ（以後バック）は売上に関係なく支給されることがほとんどで自身の頑張りが直結する形となっています。

インセンティブに関しては下記のようなものがあります。

本指名
- 本指名（入店時に決まっている指名）に支給されるバック
場内指名
- 場内指名（店内に入店してからの指名）に支給されるバック
同伴
- 同伴（お客様と一緒にご来店）した際の場合に支給されるバック
売上
- 自分の売り上げに応じて支給されるバック
ボトル売上
- ボトルの売り上げに対するバック
ドリンク売上
- ドリンクの販売に応じたバック

インセンティブバックは1個（1回）につき固定金額を支払う場合と半期や1カ月の本数によってスライドする形態が存在し、自分の指名顧客の使用金額によっては売上制より各種バックで稼いだ方が稼げる場合もあります。お店によりインセンティブの対象や内容が異なりますので、入店時にしっかりと確認しましょう。

売上制の計算方法

売上制の計算方法としては、お客様の支払額からお店の税金やサービス料を引いた金額からお店との話し合いで決めた割合での支給が一般的です。

それ以外にはボトル売上には仕入価格分を差し引いたり、お店によって様々です。

またお店によりサービス料が違いますので、同じ売上に対する割合でも実際の金額が全く違う事は多々ありますので事前確認は必要です。

例

税・サ10%、報酬率50％で100万売り上げた場合の支給は45万
税・サ40％、報酬率50％で100万売り上げた場合の支給は30万

といった具合になります。

お店によってはポイントによるスライド給与のところもある

お店によっては、歩合の対象をポイント化し、獲得した合計ポイントによって時給が変わる、ポイントスライド制を取っているお店もあります。

（お店によって、歩合の対象や報酬体系が異なりますので、キャバクラ面接の際にはしっかりと確認しておきましょう）

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ノルマや罰金に注意

キャバクラには様々なノルマや罰金が設定されていることがあり、事前に確認しておく必要があります。

ノルマの存在

一部のキャバクラでは、ノルマが存在することがあります。ノルマとは、一定の売り上げ目標を指し、これを達成しない場合に罰金などが課せられることがあります。ノルマに関するルールを理解し、効果的な営業活動を心掛けましょう。

売上ノルマ
- 売上目標が設定されており、目標を達成できないと時給が下がったり、ノルマ未達に対する罰金が科されるケースがあります。
指名ノルマ
- 月間の指名数に最低目標が設けられている店舗もあり、ノルマを下回ると歩合率への反映や罰金の対象となります。

罰金の事例

罰金はノルマ未達成やルール違反、遅刻や早退、欠勤などの勤怠不良などの原因で課せられる場合があります。罰金の事例は店舗によって異なりますが、注意が必要です。他にも店の規律違反があれば注意を受け、個人の給与から直接天引きされることがあります。

ノルマ未達による罰金
- ノルマがいくつかあり、未達になると罰金や減給などのペナルティが課されます。
遅刻早退罰金
- 契約勤怠時間が守られないと30分5000円といった形で罰金が科されることがあります。
欠勤による罰金
- 当日欠勤をするとお店に大きな迷惑がかかることもあり、1回10,000円といった罰金が科されるお店も存在します（無断欠勤の場合はもっと罰が重く、1回20,000円～30,000円といった形で罰金がさらに高くなる傾向があります）

キャバクラで働く際には、店舗の規定を確認し、トラブルを未然に防ぐよう心がけましょう。

給与受け取りタイミング

キャバクラでの給与の受け取りはお店で直接現金を渡されるか、銀行振込のいずれかのパターンが多いです。給与受け取りのタイミングの一例としては以下のパターンがあります。

月払い
- 月末締め翌月〇日払いといった形での支払い
半月払い
- 月に2回給与の支払いがあります（対応しているお店は少な目）
週払い
- 週に1回給与の支払いがあります
全額日払い
- 勤務時間終了後に1日分の給与支払いがあります。
一部日払い
- その日に稼いだ給与の一部を勤務時間終了後に支払われます（日払いは1万円までといった上限が設けられていることが多い）

給与の支払いサイクルは店舗によって異なりますが、一般的には月末や月初めに給与が支払われることが多いです。お店によっては週払いや日払いといった選択も可能ですが、こまめに給与が支給される場合は、月末の金欠状態は回避しやすいですが、無駄遣いをし過ぎてしまう可能性があったりするのでお金の使い方には注意をしましょう。

給与の支払いサイクルを確認し、予算管理や生活計画を適切に行うことが大切です。

給与明細の確認

給与明細は、給与が支払われる際に確認するべき大切な書類です。給与明細には歩合給や特典、天引きなどが詳細に記載されています。誤りがないかを確認し、必要に応じて経理担当者に確認することが重要です。

ここまでで触れていない給与天引きになるものとしては以下の様なものがあります。

源泉徴収
- 給与から通常10％の税金が差し引かれます。予定納税額として引かれてる事が多く実際の納税額は人によって違います。高収入の方は確定申告時に追加で支払う必要がある方もいますし、経費をしっかりと申告することにより、納めた10％の中から還付（返金）される事もあります。（詳しくは経費の項目をご確認ください）
レンタルドレス代
- お店のイメージに合う華やかなドレスをレンタルする場合には、そのレンタル料が天引きされます（1回レンタルで500～1000円程度が相場）（お店によっては無料のところもあります）
ヘアセット・メイク代
- プロの技術を受けたヘアセット・メイクが求められることが一般的で、1回1000円～3000円程度の代金がかかります（お店によっては無料のところもあります）
送り代
- 勤務終了後、お店から自宅に帰るための交通費用（専用車やタクシー）。お店によっては無料のところもありますが、多くは1回500円～3000円程度で送る距離によって変動する事が多いです。
社会保険料・住民税など
- 雇用形態が個人事業主の為、会社員のように給与から天引きされてはいません。個人で確定申告し各所に支払うことが必要となります。