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キャバクラの場内指名とは?本指名との違い、メリットやコツは?

キャバクラの場内指名とは?本指名との違い、メリットやコツは?

キャバクラで働くキャストさんにとって、場内指名と本指名はお給料にも直結するとても重要な要素です。どちらも指名ではあるものの内容については違いがあります。

本記事では、場内指名と本指名の違いについて詳しく解説し、場内指名を取るメリットやコツについてもご紹介します。

お客様は指名の有無で2種類に分かれている

キャバクラに来店するお客様は2種類に分かれています。

  • 指名するキャストを決めて来店しているお客様
  • 指名するキャストを決めていないお客様

キャバクラでは、後者の指名のキャストが居ないお客様を「フリーのお客様」と呼びます。フリーのお客様がいらっしゃる場合、1セットの間(約40分〜1時間)に2名〜5名の女の子が代わるがわる席に来て接客します。

本指名と場内指名の違い

お客様の種類が2種類あるということは、指名の種類も2種類になります。まずは、「本指名」と「場内指名」について解説します。

本指名とは

本指名とは、お客様が特定のキャストを指名し、そのキャストの接客を希望することを指します。本指名が成立すると、そのキャストはそのお客様の接客を行います。(ただし、1時間すべてお客様の接客できることは少なく、ほかの指名客やフリー席に呼ばれたりする場合もあります。その間はヘルプと呼ばれるキャストが代わりに接客します)

お客様のケースだと前者の「指名するキャストを決めて来店しているお客様」が入店時に指名のキャスト名を伝えて入店した場合が該当します。

(内容は同じですがお店によっては「本指名」ではなく、「A指名」と呼ぶところもあります)

本指名を受けるとお給料に還元される

多くのキャバクラでは、本指名のお客様が来店すると、指名した女の子に「バック」と呼ばれる時給とは別に追加報酬が発生します。

このバックには、売上の一部還元やオーダーされたドリンクやボトルに対するバックが発生したり、キャストのお給料に直接還元されるものが多いのが本指名です。

本指名のお客様が多いほど、女の子のお給料は増えます。さらに、一部の店舗では、本指名の売上金額や本指名の数に応じて時給が増額するシステムを導入しているところもあります。そのため、積極的に本指名のお客様を呼ぶことで、女の子の収入は大幅に向上させることができます。

場内指名とは

一方、場内指名はフリーのお客様がキャバクラ店内で指名した場合のことを指します。お客様があるキャストを気に入った場合、その場でそのキャストに指名をすることができます。場内指名が成立すると、そのキャストはしばらくの間、そのお客様の席に接客することになりますが、専属ではありません。

お客様のケースだと後者の「指名するキャストを決めていないお客様」が回ってきたキャストと話が盛り上がったり、気になったなどで指名を受けた場合が該当します。

(内容は同じですがお店によっては「場内指名」ではなく、「B指名」と呼ぶところもあります)

場内指名を取ることのメリット

メリット

本指名と場内指名では、キャストさんにとっての給料等の還元は本指名の方が大きいですが、いきなり本指名を取るのは困難です。まずは場内指名を地道にとっていくことが必要ですが、場内指名を取ることにもメリットが色々あります。

給料アップにつながる

場内指名を取ることは、収入を増やす一つの手段です。場内指名が多ければ、その分接客時間が増え、報酬も増加します。

本指名ほどではありませんが、場内指名でバックやポイントの付くお店では、本指名の半分程度の還元がもらえるのが一般的です。(お店によっては本指名でのみバック対象のところもあります)

場内指名が本指名より還元が少ない理由

本指名は、「お客様が初めからキャストを指名」=そのキャスト自身が集客していると言えます。(キャバクラ店側が集客していないと言えます)

場内指名の場合は、キャバクラのお店側が呼び込みやインターネットサイトなどお客様を集客した後、キャストさんの指名に繋がる形になるため、本指名よりは還元が少なくなります

本指名につながる可能性がある

場内指名を受けた際、お客様との会話や接客によって信頼関係が築かれ、関係が深まれば、お客様が次回から本指名を希望する可能性が高まります。

前段階として場内指名を受けたということは少なからず、お客様からは興味を持ってもらえていると言えるため、最大限のおもてなしをして、お客様に気に入ってもらえるように努めましょう

優先的にフリーにつかせてもらいやすくなる

場内指名を多く取ることで、店舗側からの評価が上がります。そのため、次回以降のシフトやフリータイムの席取りにおいて優先されることがあります。

場内指名の料金はお店の売上にもあり、お客様が指名を受けたキャストを気に入り満足していただけたのならば、次回以降も継続的に来店し、中長期的な売り上げになる可能性も高くなります。

お店側も場内指名を取りやすいキャストさんを優先的にフリー客を付けてくれるようになります。

場内指名を取るタイミングやコツ

CHECK

メリットの多い場内指名ですが、どのような時に場内指名をもらえるのか、場内指名の取り方やコツについてもご紹介します。

キャスト交代で席を抜ける時

キャストが交代する際、その隙間を狙ってお客様に声をかけることで場内指名を取るチャンスがあります。

キャバクラでは、指名なしのフリーで来店したお客様の席では、通常15分〜20分ごとにキャストが交替します。この交替は、お客様が好みの女性を見つけやすくするためのルールだったりしますが、この交替のタイミングが実は場内指名を取りやすい絶好のタイミングでもあります。

お客様との会話が盛り上がっていたり、お客様の好みの容姿だった場合、キャストの交替になることについて残念がってくれることがあります。そこで、そのタイミングで場内指名をおねだりすると、場内指名をくれる確率が上がります。

何も言わなくてもお客様から場内指名を申し出てくれることもありますが、自分からおねだりすることが場内指名を上手く取るコツです。

見た目を気に入ってもらえた時

場内指名を受ける理由で多いものに「見た目を気に入った」というのがあります。

待機席などでふと見かけたキャストの見た目が好みだった場合も、場内指名をもらいやすいです。お客様が直接声をかけてくることもあれば、ボーイを通して場内指名をいただく場合もあります。

また、お客様がキャストの見た目や雰囲気を気に入っている様子を見かけたら、積極的に声をかけることが大切です。

もし、テーブルを回っている時に見た目を褒められたら、「ぜひテーブルに座らせてくださいね」とリクエストしましょう。好印象を決め手に指名を促します。

待機中もお客様はしっかりと見ているため、スマホやおしゃべりに夢中になり過ぎず、仕事の緊張感を忘れず、良い姿勢や態度を保ちましょう。

店舗スタッフがオススメした時

店舗スタッフがお客様にキャストを紹介する際、そのキャストに場内指名のチャンスがやってくることがあります。その際は、自信を持って接客に臨みましょう

お客様が特定のキャストの指名を希望しない場合、店のスタッフがお客様におすすめのキャストとして紹介してくれることがあります。

普段から真面目に仕事に取り組んでいれば、スタッフも応援してくれます。スタッフから推してもらえるようなキャストになれるよう、日々努力しましょう。

ただし、場内指名を受けた後は、接客などで期待に応えなければなりません。もしお客様への接客などがハマらない場合、チェンジなどの処置も取られることがあるので、場内指名を受けたらお客様に満足いただけるようしっかりと接客をしましょう。

場内指名をもらった時の注意点

注意

場内指名をもらった場合、いくつかの注意点があります。

一部暗黙のルールもあるため、これらの注意点を忘れないように心がけましょう。

本指名のキャストがいる場合

場内指名をもらった際に、そのお客様が本指名を希望している他のキャストを指名している場合があります。この場合は、連絡先を交換することは避けましょう

本指名のキャストがいる場合でも、そのキャストが休みの場合や、大勢で楽しみたい場合には、お客様から場内指名を受けることがあります。

しかし、これはあくまで「おこぼれ」の場内指名であり、自分から名刺や連絡先を渡すべきではありません。なぜなら、本指名のキャストが「自分のお客様に営業をかけている(自分のお客様を奪い取ろうとしているのでは?)」と勘違いされトラブルになる可能性があるからです。

また、お客様に対して過度なスキンシップを取ることも避けるべきです。場内指名を受けたキャストがスキンシップを許してしまうと、お客様が本指名のキャストにも同様のスキンシップを求めてしまう可能性があります。これは、本指名のキャストの営業に支障をきたし迷惑をかけてしまうことになります。

(本指名のキャストからお仕事をいただけている形なので、恩を仇で返すような行為(お客様を奪う・迷惑をかける など)はしないように心がけましょう。)

本指名のキャストがいない場合

本指名のキャストがいない場合は、場内指名を通じて、自分のお客様にするチャンスです。次回以降の本指名に繋げる可能性もあるので積極的にいきましょう。

お客様に対して笑顔で丁寧な接客を心掛けつつも、全力でお客様をもてなしましょう。お客様と色々な情報を聞き出して、打ち解けやすくなる共通の話題などを見つけると良いでしょう。

お客様とお話をしてある程度盛り上がってきたら、必ず連絡先の交換はしておきましょう。

接客が終わった後も次回の本指名につなげるために、こまめに連絡もするように心がけましょう。

お客様に感謝の言葉を伝える

場内指名をいただいた際には、お客様に感謝の気持ちを必ず伝えることが大切です。
「私のことを指名していただけて嬉しいです」などの一言がとても大切です。

感謝の気持ちを伝えるタイミングとしては、この2つのタイミングでお伝えしましょう。

  • 場内指名をいただいた時
  • お客様がお帰りになる時

丁寧な言葉遣いや笑顔で、お客様との信頼関係を築いていきましょう。

まとめ

キャバクラでの接客において、場内指名は重要な要素です。本指名との違いやメリット、取るためのコツを理解し、効果的に活用することで、収入の向上やお客様との信頼関係の構築につながります。常に丁寧な接客と感謝の気持ちを忘れずに、お客様との良好な関係を築いていきましょう。

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