キャバクラの同伴とアフターの違いとは？メリットや注意点など

ナイトワークを希望する女性にとって、キャバクラで働くことは有力な選択肢の一つです。キャバクラでの仕事内容の中で、「同伴」と「アフター」といったシステムがありますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか？

この記事では、同伴とアフターの違いやそれぞれの特徴、そして同伴のメリットや注意点についてご紹介します。

同伴とアフターの違いは？

同伴とアフターはお客様とキャバクラのお店の外で一緒に過ごすサービスという点では同じですが、内容については別物になります。

ここでは同伴とアフターの違いについてご紹介します。

同伴の特徴

同伴は、「同伴出勤」の略で、キャバクラの出勤前にお客様と合流してから来店することを指します。

出勤をする前に飲食店での食事・ショッピング・娯楽施設での遊びなどを共にしてから一緒にお店に行くのが一般的です。お客様は同伴料金を店に支払い（同伴料金がない店舗もあります）、キャストの給料にも反映されます。（同伴で過ごす時間は双方で話し合って決めますが、2～3時間以内が一般的です）

キャバクラの開店時の客入りは、基本的に少ないことが多く、その時間帯に赤字にならないようにするための1つとして同伴のシステムが採用されています。一部の店舗では同伴の回数をノルマとして設けているところもあります。

同伴は、キャストにとっての日常業務の一部ですが、お客様との距離感を縮めるために重要な役割を果たします。同伴によって、お客とのコミュニケーションが深まり、信頼関係を築くことができます。

同伴の種類

同伴には状況によって呼び名が変わります。「店前同伴」と「賭け同伴」の2つの同伴についてご紹介します。

• 店前同伴
  • キャバクラの店舗近くや入り口でお客と合流し、一緒に店内に入る同伴の方法です。
    お客様は同伴料を支払い、キャストにはバックが付きます。
    通常は、お客様の同意を得て行われます。通常の同伴に比べて店前同伴の方がハードルが高く、お客様との良好な関係を築けていない場合には店前同伴は難しくなります。
    お客様には直接的なメリットはありませんが、適切なアフターケアや感謝の表明などを行えば、リピートの可能性もあります。
• 賭け同伴
  • キャストが事前に同伴出勤の約束をせず、出勤前にお客様と会ってから同伴の流れを作り出す方法です。
    成功すれば同伴が成立しますが、失敗すればお客様は帰宅し、キャストには同伴バックが発生しません。
    成功の鍵はキャストのテクニックにあり、お客様を見極めてうまく同伴に誘導することが求められます。ポイントは、短い時間でも最高の接客を提供し、お客様に「もっと一緒にいたい」と感じさせることです。
    賭け同伴がうまく行かなそうな場合は、キャバクラへの勧誘を控えて出勤することが大切です。但し、同伴が出来なかった場合でも、お客様に”恩”を売るにはアフターと同じくらいの効力は発生します。無駄な時間と考えず、同伴が決まっていないなら積極的行ってもマイナスではありません。

アフターの特徴

一方、アフターは、キャバクラの営業時間が終わった後にお客と個人的に会うことを指します。店の指示ではなくキャスト自身の判断で行われ、時間的制約がなく自由な過ごし方ができます。

アフターではお客様からの料金は発生しないため、キャストには直接的な収入は発生しません。

通常は、深夜から早朝にかけての時間帯に行われます。アフターは、よりプライベートな空間でお客との関係を深める機会となります。アフターでは、お客との対話がより深くなり、お互いの趣味や興味を共有することができます。

同伴はキャストとお店にとって利益になる行為ですが、アフターはお客様とキャストとの個人的な交流を深めるための行為となります。

アフターをすることのリスクに注意

同伴と異なり、アフターはキャバクラの店舗側は関わりません。キャスト個人とお客様との間で何か問題発生した時にはキャスト自身の自己責任になってしまいます。

また、同伴とは異なり、キャバクラ内でお客様・キャストともに飲酒をした状態になっているので、思考・判断も鈍くなっています。

キャバクラ店内では、優しかったお客様がお酒に酔って、店内では起こらないトラブルが発生する可能性もある点に十分注意しましょう。

同伴することのメリット

キャバクラの同伴は出勤前のプライベートな時間を使って行うことなので、デメリットに感じてしまうかもしれませんが、同伴は色々なメリットがあります。

ここでは同伴することのメリットについて5つご紹介します。

同伴は勤務時間になる

同伴は、正規の仕事としてカウントされます。同伴ではキャストさんへの指名料・同伴料としての料金がかかります。つまり、同伴中も給料をもらうことができるため、効率的に稼ぐことができます。トラブルが起きても店が責任を持って対応してくれます。

また、同伴中はお客とのコミュニケーションが密になるため、自然な雰囲気でお客様を楽しませることができます。

確実に本指名が取れる

同伴すれば、お客様と一緒にお店に入店することになり、本指名が約束されます。

本指名が取れれば、給料やボーナスなどの報酬アップにもつながってきます。お客様との信頼関係が築かれることで、リピーター客を増やすことができます。

給料アップにつながる

同伴料が給料に上乗せされるため、収入アップに直結します。リピーター獲得にも有効な手段で、継続的な収入増が見込めます。

同伴は、単価が高いため、通常の接客よりも高い報酬を得ることができます。同伴の回数をノルマとしている店舗もあるので、給料をアップさせたいと考える女性にとって同伴は非常に魅力的だと言えます。

また、同伴は、お客様との距離感を縮めることができるため、お客様の要望に応えやすく、満足度の高い接客を提供することができます。

店から優遇される

同伴が多いキャストは店からの評価も高くなり、信頼されます。その結果、シフトや待遇などで優遇されることもあります。同伴が多い女性は、店の看板娘として重宝されます。また、店からの提供される福利厚生や特典も受けられることがあります。

お客様と仲良くなれる

同伴は、お客様との距離感を縮めるための貴重な機会です。お客様との会話や交流を通じて、仲良くなることができます。これにより、お客様との信頼関係が築かれ、長期的な付き合いにつながることもあります。お客様との共通の趣味や興味を見つけることで、より深い関係を築くことができます。

同伴で行く・利用する場所

同伴で行く場所は、主にレストラン、バーなどの飲食店やショッピングなどが一般的です。お客様の希望や予算に合わせて、適切な場所を選ぶことが重要です。また、女性が安心して同伴できる場所を選ぶことも大切です。同伴先での楽しい時間を提供することで、お客様との関係をさらに深めることができます。

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同伴の誘い方は

同伴の誘いはお客様から来ることがほとんどですが、タイミングを見計らって自ら積極的に誘うことも効果的です。お客様の気分を察した上で、「一緒に食事でもどうですか？」「この店は今話題なんですがよかったら一緒に行ってみませんか？」などと誘導するのがコツです。

同伴をする際の注意点

同伴をする際には、いくつかの注意点があるのでしっかりと押さえておきましょう。

お店はキャスト側から提案する

同伴をするお店は、なるべくキャスト側から提案しましょう。
お客様側に決めさせてしまうと店舗から遠いお店を指定してしまうこともあるため、キャスト側からお店から徒歩5分圏内くらいの近い場所を選択すると良いでしょう。

但し、お客様の方で連れていきたいお店が決まっていることの方が多いです。その場合はお店の場所や集合時間、そのお客様との親密度で判断しましょう。

過度な飲酒をしない

同伴するお店に飲食店を利用するケースがありますが、その際にキャスト自身もそうですが、お客様もお酒を飲み過ぎないように注意をしましょう。

お酒に酔ってしまうと気が大きくなり、トラブルも発生しやすくなるため、同伴時に飲酒をする場合でも飲み過ぎないように心がけましょう。

長時間や出勤の遅刻に注意

同伴する時間は2～3時間が一般的なので、それ以上に長時間の同伴にならないように注意しましょう。また、つい盛り上がってしまい、キャバクラの店舗への出勤に遅刻した場合にはペナルティになるので注意しましょう。

お客様の車や個室のお店にはいかない

同伴は双方の信頼関係で成り立つものですが、男女で会う形になるため、万が一のトラブルが発生する可能性もあります。その際の逃げ道を確保するためにも、車内や個室空間で過ごすのは避けておきましょう。

お客様の同伴の待ち合わせで車で迎えにくるといったケースもありますが、車には乗らずに駐車場に止めてから来てもらうようにしましょう。

メイクは普段よりもしっかりしよう

同伴は店外で過ごします。照明の暗いキャバクラ店で働くキャストの場合は特に注意が必要で、店内では可愛く見えていたけど、明るい場所ではそうではなかったと全く違う印象を持たれる可能性があります。

同伴をする場合には、普段以上にメイクはしっかりとしていきましょう。

（しっかりとしたメイクも必要ですが、同伴時の私服も普段のお店とは違った一面を魅せるチャンスなので、服装もバッチリ決めていきましょう。）

お客様をしっかりと楽しませる

同伴は普段の仕事前に私服で会うこともあり、プライベートな時間と思う方もいるかもしれませんが、相手は友人ではなくお客様で、立派な仕事の一環です。

お客様に同伴を楽しんでもらうためには、小さな気配りや会話にも気を配ることが大切です。お客様に対して良い印象を与えるよう心掛けましょう。他のお客の話題を出したり、同伴中にお酒を飲みすぎるのは避けましょう。自分の振る舞いがお客様持っているイメージを崩さないように注意しましょう。

まとめ

キャバクラの同伴は収入増とお客様との関係強化が見込める一方、リスクもあります。お客様への気遣いと同時に、自分の身の安全もしっかりと確保することも重要です。上手に同伴を利用すれば、キャバクラでの成功のカギを握ることができるでしょう。

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